神からの授かりものを冒涜に使ったの

考えてもゾッとする 話しても信じてもらえない

信じるよ 初めから話して

最初は小さな事 手とか脚の位置が変わってたりうつむいてた顔が上がってたり ある日別の部屋に移動してたわ ひとりでに動いた

誰かが合いカギを持っててイタズラしたとか?

私たちもそう思った でも侵入された形跡はなかったわ

それで人形が取りつかれてると?

霊媒師に聞いたら7歳の少女の霊だと アナベル・ヒギンズ この部屋で死んだ 孤独な少女で私の人形を気に入った 友達が欲しかったのね

事情を知って少女に同情した 私たちは人を救う看護師よ それで人形に取りつく許可を…

待って どういうこと?

人形に憑依して同居したいって 承諾したわ

そしたら思わぬことが… 私たちの手に負えない 助けてくれます?

助けるとも まずアナベルの霊は最初から存在しない

幽霊にそこまでの力はない 人形を操ってるのは人間じゃないもの

許可したのが間違いだ 人形を通してあなたたちを支配する許可を与えた

その霊は何?

人間の姿で存在していないもの おそらく悪魔

じゃ人形の憑依は?

ないわ 人形は媒体 動き回って憑依に見せかける 悪魔は物に取りつかない ねらいは人間よ 人間に巣食うこと

 

恐怖の定義は差し迫った危険により動揺して不安に陥ること 幽霊などの霊体は恐怖をエサにする モリースの場合 彼は農夫で教育程度は小学3年レベル だが憑依された時見事なラテン語を話した 彼は幼いころ父親に性的虐待と暴力を受けていた 悪魔は彼に巣食った

彼の目を見て 血の涙を流している すると突然彼の身体に逆さ十字が浮き出てきた

モリースはどうなったの?

自分の妻を殺そうと だが代わりに自分を撃った 彼は悩みを抱えて人生に絶望していた 悪魔祓いをしても救えなかった これにより三段階の活動が判明 出没 攻撃 憑依 まずは出没 ささやき足音を立てて存在を知らせる それが進むと攻撃 第二段階だ ここで犠牲者を定める 精神的にもろい人 外部の圧力に弱い人だ 犠牲者を弱らせて意志を奪う 心が弱ったらいよいよ第三段階に入る 憑依だ

 

この数日はもっと気温が下がってそれに悪臭も 肉が腐ったような 家中でにおう 何です?

腐敗臭は悪魔の活動を示す場合があります

悪魔ですって?

ドアの音を防ぐためだ そうしないと一晩中こんなふうに

3回たたく? 夜明けにやむ? 三位一体を侮辱している 父と子と精霊を

奇妙なことにいろんな鳥が飛んできて家に体当たりして首の骨を折る

なるほど

時計は3時7分で停止

全部が?

家中のよ それは階段の壁に掛けてた 何かに落とされて掛けるのをやめたの

 

妻と意見が一致した この家は“洗浄”が必要です 悪魔祓いする

悪魔祓い? それは人にするものだろ

人とは限らない

ここを出ましょう

解決にはならない 妻には見えている 話してあげて

この家には邪悪な霊体が取りついてる 庭にも 玄関に入って霊が見えた お二人の背後に 娘さんたちに紹介されて居間に入った時も どこへ逃げてもムダ 霊体は家族に取りついて巣食おうとしてる

 

何か見つけた?

かなり あの家族はさぞ怖い思いを… 元々は農家 ジェドソン・シャーマンが1863年に建てた 彼はバスシーバと結婚 彼女の親類がメアリー・エスティ セイラムの魔女裁判で公判中に死亡 バスシーバは結婚して出産 生後7日目の子を生贄にした所を夫に見つかった 彼女はあの木に登り悪魔への忠誠を誓い“土地を奪う者は呪う”と叫んで首をつった 記録だと死亡時刻は午前3時7分

時計の説明がつく

ほかにもある 1930年代の住人はウォーカー夫人 ローリーという息子が森で謎の失踪 彼女は地下室で自殺 まだあるわ 200エーカーの土地はその後分割されて売却 別の少年が池で溺死 家は敷地内にあった 近隣の家のメイドも自殺してるわ

“土地を奪った者たち”

 

自分の子を殺せる?

子供と思ってない 神からの授かりものを冒涜に使ったの 魔女の格を上げるための貢ぎ物

 

あの魔女よ 母親に憑依して子供を殺させる キャロリンのアザは魔女のせい 彼女に巣食ってる

 

『死霊館』